トレーニーとファッション
筋トレばっかりしていると、入る服が無くなってくる。私も色々苦労しており、同行の士のためにもノウハウを整理した。
1.前提
XL、XXLなどの表示は参考程度にすること。大きいLもあれば、小さいXXLもある。
ちゃんと試着をするか、ネットで買うのであれば、自分の身幅・肩幅などを把握して、製品の寸法表示をちゃんとを確認して買うクセを付ける必要がある。返品制度も活用しよう。
2.ユニクロ
店舗ではXLまでしか置いていないが、ネットでは4XLまで取り扱いがあり、さらに店舗受け取りにすると送料無料。
かつ、嬉しいことに、FY2021現在、ユルめのシルエットの流行により全体的にサイズが大きくなっている。このような事があるから試着、サイズの数値の確認は大事。
なお、GUも傾向は同じ、GUの方がトレンドに忠実なのでより大き目になっている気がする(感覚です)、ネットではより上のサイズの取り扱いがある所も同じ。
3.無印良品
これもネット限定だが、一部アイテムで2XLまで取り扱いがある。
個人的に大好きなのであるが、大きいサイズの取り扱いがあるのが、本当に一部だけなのが玉に瑕。店舗によっては海外サイズが置いてある場合もあるが、これもごく一部。
4.アメリカブランド
GAP・ブルックスブラザーズ・パタゴニア・ラルフローレンなどのアメリカブランドはサイズもアメリカンなので、ユニクロでは2XLの私がブルックスブラザーズではLで入ったりする。
ただし、店舗にはM(アメリカサイズなので日本サイズではL~XL相当)までしか置いてない場合も多いので注意。その場合は取り寄せをお願いするか、結局ネットで買うしかない。
さらに注意が必要なのは商標権商売をやっているブランド。例えばノースフェイスはアメリカブランドであるが、日本の商標権を持っているのはゴールドウィンという日本企業。
なので、日本の店舗には普通にゴールドウィンが企画・生産した日本人サイズしか無かったりする。しかし、製品や流通経路にもよるから難しい(一部製品はアメリカサイズだったり、アメリカからの並行輸入品を扱う所では、当然ながらアメリカサイズだったりする)。これも結局、ちゃんと試着したり、寸法を見て判断して買うしかない。
例えば、ドン・キホーテのアパレルアイテムは仕入れ値を抑えるためだと思うのだが、海外からの並行輸入(日本の代理店を通していない)のパターンが多く、結果、海外サイズが買えたりする。上記のノースフェイスもアメリカ企画の品物が売っていると思われる。
5. スーツ・ジャケット
トレーニーにとっては最難関。
店舗に並んでいるサイズでは入るものが無く、何回かオーダメイドをしてみたが、結局、手ごろな価格のものは、フルオーダーではなくパターンオーダーなのでウエストに対して胸・肩・背中が発達しているトレーニーに似合うものにはならない場合がほとんど。
肩・背中に合わせて作るので、入らないということはないのであるが、ウエスト回りがガボガボになって野暮ったくなってしまう。
サイズ的に入る既製品であったとしてもガボガボになる傾向は変わらない。散々既製品を買ってしっくりくるものが見つからなかった、海外通販を試したり(具体的にはBUYMA、YOOXなど海外から直接買える通販サイトがあり、そこでは海外サイズも買える)、上記のブルックスブラザーズ、ラルフローレンではかなり大きいサイズのジャケットまで取り扱いがある。
しかし、ファッションの専門家ではないので感覚的な表現になるが、「入るけれど何だか背中が窮屈」のようなしっくりこない着心地だった。
正直ジャケットについてはちょっと諦めかけている。ちゃんとトレーニー向けの 仕立てをやってます!と謳っている、もしくは、そのような仕立てができる腕が あるテーラーを探していくしかないというのが結論なのだが、まだ踏み出せていない (ゴールドジムにはそのような人向けテーラーのチラシが置いてあった)。
職場環境がそこまでフォーマルであることを求められないので、高い金出して 仕立てるまでもないかなーと思って、野暮ったいのを我慢して、ネットで買った ユニクロのジャケットで済ましているのが現状。専門の所にオーダーしたらまたレビューします。
6.ワイシャツ
これは検討の結果、FATHER&SONSのシャツを買えば良いというのが結論。
シャツはジャケット以上に体にフィットすることが求められる、店頭で入るサイズが無くても、ネットにはワイシャツのオーダメイドサービスを行っている業者が山ほどある。ユニクロでもセミオーダメイドのシャツを買える。
しかしながら、何回かそれらのサービスを利用したが、結局、結果はジャケットと同じになった。パターンオーダーでは、野暮ったくなる問題は解決できなかった。
仕方がないので、長らく長袖ポロシャツでごまかしていた(伸縮性のある素材であれば肩や背中がしっくりこないという問題点をクリアできる、こだわりが無ければ長袖ポロシャツが低コストでできる最適な対策だと思う)。
そんな中、上記のFATHER&SONSというブランドが良いらしいという噂を聞いて試してみたらこれが大当たり。
ググってもらえれば一発で分かるが、モロにトレーニー向けのブランドで、着用しているモデルはすべてムキムキ。トレーニー向けのブランドは数あれど、シャツを 作り、さらにそれをトレーニー向けの作りにしている所は実は少ない。
ここのシャツは伸縮性がある素材で作りつつ、シャツのウエスト~背中の部分にゴリゴリにダーツ(絞り)が入れてある。なので肩や背中が発達しているひとでも
スッキリ決まる。サイズ展開も豊富。値段もシャツで一枚 7~8,000円くらいからあり、多少は高いが買えないレベルでは無い。
欠点を敢えていうなら、カジュアル路線よりのブランドなのでフォーマルにも使えるデザインのアイテム・サイズを選んで買う必要があること(画像を検索してもらえれば分かりますが、モノによってはセクシーが過ぎる(笑)見た目に なります)、また日本に進出していないので気軽には買えないこと。現状、これより(トレーニーにとって)良いワイシャツを作っている所を見つけられていない。
他にもブルーブルドックというブランドがトレーニー向けのワイシャツを販売していてかなり人気の様子(ネットで買おうとするとすぐ売り切れる)、物は良いし(ここのシャツもかなりのVシェィプ)、FATHER&SONSよりひとレベル値段も安いが、それほど大きいサイズまで扱っていない。
また、アマゾンにはFATHER&SONSをパクっている(モデルの画像がモロにコピペ)、中華業者ブランドが存在する、クォリティは不明。一応紹介するけど道義上買いたくは無い(私の仕事は製造業です)。