サラリーマンのための筋トレ備忘録

普通のサラリーマンが筋トレのための試行錯誤をまとめています。

部分痩せは幻想なのか

「この運動さえやれば割れた腹筋が手に入ります!」みたいな記事はネットに溢れている。そして「そんなのは嘘です!」と糾弾する記事も。

 

私は人体の専門家でも何でもないので単なる個人の感想だが、腹筋はそもそも割れている、その上に脂肪が乗っているから割れが見えないのであって、これだけやれば割れます!という言い方は優良誤認と言われても仕方のないことだと思う。取り組むべきは体脂肪率の減少であって、これさえやれば割れる!と謳うのはピントがずれている。

特定の体の部位だけを酷使して、そこだけ痩せることが可能であるのならば、私は日中はキーボードしか打っていないので指ばかり痩せることになる。

そもそも体脂肪を燃焼させるということ自体、脂肪細胞から血中に脂肪酸が遊離して、アデノシンがなんたらかんたらと複雑な体内における化学反応の果てに起こることであり、部分痩せができるということは、それらの血流や代謝をコントロールすることが可能であり特殊能力でも持っていないと無理な技である。

 とは言うものの、今まで何度か大規模な減量を行ったことがあるのだが、肉の落ち方に順序はある気がする。私の場合はまず顔の肉が落ち、次に腹の肉が落ちる。内蔵を守るための人体の機能として、腹の肉が落ちるのは最後とはよく言われていることだ。

腹だけちょっとお肉がついている程度の肥え型の人が、運動を習慣にすることでそこの部分が落ちて、お腹の肉だけ落ちました=部分痩せしました、と受けとることはあるのではないかなと思う。

また、いわゆる姿勢が悪い人、そしてその姿勢の悪さが体幹周りの筋力の無さから来ている人であれば、トレーニングが習慣化することでみるみる体のシルエットが良くなって(良くなったように見えて)、それがイコール部分痩せと受けとられたということもあるのではないかと思う。

結論、部分痩せは幻想だが似たような事象は人体には起こり得る・・・と思う。